「アクティブシニア」——その言葉に、心が動いた。

——歳を重ねた先に、こんな場所があった。

健康や運動に興味がなければ、聞き流していたはずの言葉だった。

千葉県にある「小谷流の里」というエリアを訪れたとき、カフェのスタッフさんがさらっと口にした。「アクティブシニアのマンションから来ているんです」と。

ん? アクティブ? シニア? 元気なシニア?

その言葉が、頭の中でずっと残った。


目次

小谷流の里(こやるのさと)とは。

ユニマットグループが開発を進める、総敷地面積100万平米の一大プロジェクトだ。

小谷流の里ドギーズアイランド
すべてが愛犬と一緒に楽しめる日本最大級の複合型リゾート施設。ドッグフレンドリーなホテル・ヴィラ、レストラン、天然芝の広大なドッグラン。

アドベンチャーズアイランド 小谷流沢ロッジ
都会の家族に、第二のふるさとを。エアリアルアドベンチャー体験、カヌー&SUP体験、ピックルボールやテニス。そしてリゾートホテルのようなロッジ。スマホを忘れて夢中で体を使って遊ぶ子供たち。

他にも、日本料理、小谷流温泉 森の湯、ゴルフ場 千葉バーディクラブ、グランピング、多くのホテル——そして今もなお建設が続いている。私はこのグループとは何の関係もないが、その規模と思想には、正直驚いたため、勝手に記事にすることにした。

そしてそのエリアの一角に、アクティブシニア向けのマンションがある。カフェのスタッフさんはそこのレストランから臨時で来ていた料理長で、その会話が今回の記事のきっかけになった。

そのカフェを最初に訪れたとき、とある既視感を覚えた。

私には夢がある。トレーニングジムを併設したカフェを経営すること。このカフェはまさにそんな夢を具現化したそのものだった。なんならテーブルを半分無くしてトレーニングエリアを設置したらまさにそのもの、という夢の完成度。
素敵なテーブル・チェア、全面窓で芝生が広がる風景を見ながらジムで軽く汗をかき、疲れたらカウンター越しにスムージーやベーグルサンドを楽しんで食事してもらいながら会話もはずむ空間。食休みしてから外をウォーキング。最高すぎるでしょ?

カフェで料理長と話しながら、ふと厨房に目をやると——これがまた、すごかった。一流メーカーのガス台、オーブン、ウォーマー、冷蔵冷凍庫、コンベクションオーブン、コーヒーメーカー、バイタミックス、真空パッキングマシン。なんでもある。料理好きにはたまらない環境。

聞くと、この広大な施設のレストランはすべてこのレベルで設備が整っているという。さらに聞けば、この施設全体のトップにいるのはユニマットグループの会長だと。

お金に糸目をつけない——いや、それだけの構想と覚悟がある、ということなのだろう。FRNZ事業の悩みなんてチリにも満たないのだろう。会長、恐るべし。


アクティブシニアって、なんだ。

アクティブシニアコミュニティ アイランドクラブ小谷流沢
Last Songにはまだ早い Golden Age 70’s
いつまでも美しく健康で、楽しみにあふれる人生を。

いろいろ聞くと、300世帯規模で、65歳から79歳で自力で生活できる1人、もしくはご夫婦が入居するのだという。大病を患い、介助・介護が必要になったら退去しなければならないらしいが、でもそんなことより、元気なシニアだけが集まるコミュニティという発想が、とにかく刺さった。

かつての老人ホームやケアハウスとは、まったく違う文脈の言葉だ。介護が必要、通院が日常的、ご家族と別居する——そういったネガティブなイメージではない。

選択的に健康な生活を望み、自ら生きる活力を探求し続けるシニア。そのための場所。

トレーニングジムでいつまでも追い込み続ける先輩、Spartan Raceのスタートラインに立つ諸先輩たち——そんな姿が、脳裏をよぎった。

お年寄り、老人ではなく「シニア」。このワードチョイスだけで、すでに世界観が違う。


人は、環境に引っ張られる。

ネガティブな人が周りにいると、そちらに引き寄せられる。それは誰もが経験的に知っていることだ。

だからこそ、自分の足で生きる道を探し求め、ポジティブな同士と出会い、さらに高みを目指す——そんなコミュニティの力は本物だと思う。挫けそうになっても励まし合える仲間がいること。それが、長く続けられる理由になる。

アクティブシニアだけが集まるコミュニティ。最高じゃないか、と素直に思った。

きっとそこには、崖の上のポニョの老人ホームのような意固地な人たちはいないのだろう。私生活でも足を引っ張り合うこともない。主従関係も、マウントの取り合いもない。皆がフラットに、健康的に、楽しく生きる。


見学してきた。

興味が抑えられず、アクティブシニアマンションの副支配人の方にアポを取り、さっそく見学させてもらった。10月以降に入居が始まるということで、まだ誰もいない静かな空間だった。

一歩足を踏み入れた瞬間、脳がバグった。

本格的な高級リゾートホテルだった。緑豊かで閑静な、まさにリゾート。都会の喧騒を卒業し、悠々自適なセカンドライフを送るシニアたちの場所——そのイメージが、目の前の空間と完璧に一致した。

ここが、ピーナッツで有名な八街だなんて。

ジムが、想像を超えていた。

正直に言うと、しょぼいホテルジムをイメージしていた。ところが実際は——

スミスマシン、スタックウェイトマシン(Precor、Zero-One)、ストレッチマシン、トレッドミル、バイク、ヨガスタジオ、ストレッチエリア、ダンベル・ケトルベル、InBody体組成計、屋外リゾートのようなプール、カフェバー、大浴場

エニタイムフィットネスに近い、充実した設備が広々と並んでいた。

運動後にカフェバーでビールで乾杯——これはもう、健康的な一杯と言っていいだろう。

レストランも、清潔感が違った。

ビュッフェ形式のカウンター、カッシーナの家具、清潔な空間。まだ誰もいないのに、トレーニング後にふらっと立ち寄り、美味しく健康的な食事を摂る先輩方の姿が、鮮明に見えた気がした。

こんな場所で、歳を重ねた先を過ごしたい。そんなワクワクが止まらなかった。こんな環境に携わる料理長が羨ましく思えた。


帰り際、ジオラマを見た。

フロントに、巨大なジオラマが置いてあった。100万平米の敷地に、すでに完成している施設が並ぶ。そしてその周囲には、これから開発が予定されている施設を示す透明のブロックがいくつも並んでいた。

開発スパンは30年、40年。おそらくまだ10年ほどしか経過していないらしい。ということは、完成は25年後くらい?

そのとき私は、78歳ではないか。

そんな未来型の構想に投資し続けるユニマットグループの会長、恐るべしです。


FRNZとして、思ったこと。

もともとの訪問目的は、AIR SKIやAIR ROWERを導入・設置してもらえないかという相談だった。

HYROXのイメージから「激しいワークアウト向けの機材」と思われがちだが、実際は違う。関節を痛めず、体への負荷を調整できる有酸素運動として、アクティブシニアの健康促進にも十分活用できる。むしろ、そういう優しい使い方こそ、このマシンが本来得意とするところだろう。

営業もそこそこにまずはこの空間を楽しみ、将来のイメージ作りに時間を過ごした。

いつか年齢を重ね、自分がアクティブシニアマンションに入居する日が来たとき——そのジムにFRNZのスキーマシンがあったら。そんな夢みたいな目標が、頭の中で浮かんだ。

そのためには、自らが健康を維持し、挑戦し続けることが最低条件だ。


まず、目の前のレースを完走する。

人生100年時代。私が属する団塊ジュニア世代は、日本でもっとも人口が多いとされる。その世代が10年後にシニア層に差しかかるとき、アクティブシニア向けのサービスはさらに広がっていくだろう。

そのとき、FRNZの機材がその場所にある——そんな未来を描くために、今できることをやるだけだ。

まずは目先のSpartan Race Beastを、完走する。

今回は写真掲載を控えましたが、いくつかあるリンク先をぜひ覗いてみてください。

小谷流の里ドギーズアイランド

アドベンチャーズアイランド 小谷流沢ロッジ

アクティブシニアコミュニティ アイランドクラブ小谷流沢


FRNZ-Fitnessでは、稲毛のショールームで実際に機材を体験していただけます。

AIR SKI / AIR ROWER——
関節に優しく、全身を動かす有酸素運動。

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